株式会社大成技研では、県内全域の公共工事を中心に、学校・病院・共同住宅などさまざまな建築物における型枠工事を行っています。
型枠工事とは、コンクリートを流し込むための“型”を組み立てる工程であり、建物の柱・梁(はり)・壁・床など、構造全体の精度と強度を左右する重要な作業です。
やり直しが効かない工程だからこそ、私たちは長年培ってきた知識と経験をもとに、正確で安全な施工を徹底しています。
糸満市内に設けた自社ヤード(束里・米須)では、現場で使用する型枠材の加工を行っています。
これにより、現場の状況に応じた柔軟な対応や品質管理、工期の短縮が可能となり、効率的かつ安定した施工体制を実現しています。
自社加工だからこそ実現できる、スピーディーで高品質な施工体制。現場と連携した体制で、建築プロジェクトを力強くサポートします。

設計図から柱や床、壁などの寸法・形状を拾い出し、型枠用の加工図を作成します。わずかな誤差が建物全体に影響を与えるため、非常に重要な作業です。

加工図をもとに、ベニヤ板などを必要なサイズに製材・加工します。精度の高いパーツを準備することで、現場での作業効率と品質を高めます。

施工位置や高さ、方向を正確に示すために、床面などに線や印をつける作業です。すべての工程の基準となる重要な工程です。

墨だしの位置に合わせて、加工済みのパネルを現場で組み立てていきます。水平・垂直・位置の正確さを常に確認しながら進めます。

コンクリート打設時の圧力に耐えられるよう、型枠にズレや歪みが生じないようしっかりと固定します。施工品質を左右する大切な工程です。

生コンクリートを型枠の中に流し込みます。打設中は型枠の状態を常に確認し、変形や漏れがないよう細心の注意を払って作業を行います。

コンクリートが十分に硬化した後、型枠を丁寧に取り外します。表面の仕上がりを損なわないよう慎重に作業を進めます。

完成した躯体(建物の構造体)に不備がないかをチェックし、次の工程を担当する業者へと引き継ぎます。